- 人間関係の問題・・・職場内での陰口や派閥、仕事をしない職員への不満など
- 職員評価への不満・・・勤続年数で評価をしないで!
- 問題解決をするには
介護の仕事を始めてから10年程になり、今まで色々な施設で経験をしてきました。施設ごとに色があり、職員間の問題であったり職種ごとの問題であったりと様々です。どこの施設もやはり職員が足りず介護職員は日々忙しく、色々な不満を持ちながら働いていたという記憶があります。そんな中でも年に一回の昇給の際には今まで頑張ってきた評価をされる時でもあり、お給料が上がることで「また頑張ろう!」という気持ちにまります。しかし、その❛評価❜はどのように判定されているのでしょうか?
介護職を始めたばかりの時は・・・
ヘルパー2級(現在は介護職員初任者研修)の資格を取り、まず始めたのが訪問介護でした。ママ友達が多く働いていたため紹介してもらい生活援助(利用者様の自宅へ伺い食事や洗濯・掃除・買い物代行などを行う)から始まったのですが、私の中で❝これは私がやりたいと思っていた介護ではない❞と思い数か月で退職。どうしても介護というよりお手伝いさんという感覚になってしまいやりがいを感じる事ができませんでした。
その後は介護老人保健施設・デイサービスと経験を積み介護技術やコミュニケーション能力などを身に着け、国家資格である介護福祉士の資格を取得。
その後に住宅型有料老人ホームに入社。大きな施設でもあったため職員間の人間関係は問題だらけ。数年働いていましたが昇給の際の評価基準は勤続年数。もちろん、長く働いてくれる事は会社にとってはとてもありがたいことだと思います。ですが、15年働いている職員のせいでどれだけの新人職員が退職していっているか・・・。その事はどう評価されているのか?評価する上司は数年で交代していたり早い時には数か月で人事異動。異動してきたばかりの上司が現場の事を理解する間もないまま評価という現状。
必死で頑張っているのが馬鹿馬鹿しく・・・
有料老人ホームでは介護職からサービス提供責任者になり❝この施設をもっといい施設にしたい❞という思いで仕事をしていました。(住宅型有料老人ホームは施設の中での訪問介護。私が一番最初に経験し断念した訪問介護ですが、個人宅へ訪問するのではなく施設内での業務になるので続けることができました。)
施設での仕事は職員同士の連携やコミュニケーションが大切です。大きい施設になればなるほど職員数も多くその分問題も多くなります。利用者様へのサービスに対する問題であれば全体会議やカンファレンスで解決されますが、その他職員同士の問題などになると解決するのが難しく陰口や仲間はずれ・派閥のようなものができてしまい職場の雰囲気がとても悪くなります。
与えれた仕事を日々行っているだけなのに悪口を言われる・・・そんな悩みを打ち明けてくれた職員さんがいました。「他の人より少し作業が遅い」「〇〇さんと仲が良いから~」等の理由だけで陰口や悪口を言われ仕事に来るのが嫌になってしまう。その陰口を言う人は決まった職員で施設オープン当初からいる勤続年数が長い人、その人のせいで気分を悪くしている職員は何人もいました。そして耐え切れなくなった職員は皆辞めていくのです。
私はそんな状況を見て見ぬふりは出来ず、サービス提供責任者の業務をやりながら時間を作ってなるべく現場へ入り誰よりも動いて仕事をこなし職員同士の様子をみていました。
見えてきたのは“新人職員にばかりコール対応をさせ自分は「見守り」と称して椅子に座って洗濯物をたたんでいるだけ” “おやつは他の職員に食堂まで取りに行かせ自分は配るだけ” など楽な仕事を選んでやっている人がいること。入社間もない職員は必至で施設内を走り回って仕事をしているのに陰口まで言われていたら・・・馬鹿馬鹿しい・・・って思いますよね?その現状を上司に伝え業務改善をお願いし職員全員が平等に仕事ができるよう日々の分担表のようなものを作成し【その業務が終わっていない=担当職員がやっていない】と明確にわかるようにしました。しかし、仕事量の不満は解決されても職員間の問題は解決される訳ではなく陰口などが無くなる事はありませんでした。
職員の不安やストレスは解消されることはありません。